Wednesday, February 21, 2007

Yuiのこと....

先週の土曜日に娘に連れられて家族でAveda Institute(写真はAvedaのウェブサイトから(http://www.avedachapelhill.com/)というヘアースクールでOpen Houseがあるからといわれて、行くだけでも、ということで行ってきた。彼女は今ヘアーサロンでアルバイトをしているが、サロンで働く人々に影響されたのかわからないが、とにかく美容師という仕事に魅力を感じているようで、歯の矯正にいってた時は、矯正技師のアシスタントになりたいといっていたし、教師になりるのもいいとか、ころころと変わり、今回も美容師になりたい言い出したときも、きっと一時的なことだろうと軽く考えていたのだが、ヘアースクールに行きたいと言い出したときにはちょっと私もびっくりしてしまった。

 母親の私としては、大学で勉強してからだってヘアースクールに行くのは遅くないでしょ、という思いもあったが、主人の考え方はちょっと違っていたので、それもちょっと驚いてしまった。「大学にいっても何になりたいかはっきりせずにダラダラ親に言われたから行くのならば、意味がないから、もし自分でやってみたいということがあったらやってみればいい。」というのが主人の考えだった。その代わり、あきらめずにやり通すこと。という条件がつくのだが。とにかく決断はさておいて、Avedaを訪ねてみた。唯と他の友達と待ち合わせし、学校の係りの人に一緒に見学させてもらった。場所はChapel HillのUNCのすぐ目の前にあって、この建物は前はマイケル・ジョーダンのレストランだったのを改造したそうだ。フロントから入るとAvedaのコスメティックなどの商品が並べられているお店のようになっていた。一般からのヘアーアポイントメントも受けるそうだ。その先は20人から30人くらいの実地研修生が先生の指導を元にお客さんの髪の毛をカットしたりしていた。驚いたことにヘアーカットは研修生がやるせいもあって安くなっているので予約が取れるのは何ヶ月か先になるらしい。そこでお客さんの髪の毛をカットしている彼らの姿は本当に真剣そのものだった。右下の写真がヘアーサロンである。この学校のプログラムは10ヶ月間で終了するが、その短い間に技術はもちろん、Cosmetology,Esthiologyも専門に学ぶ。またサービス業なので人への接し方なども学んでいくようなプログラムにもなっているらしい。

 一通りクラスルームなどを見学させてもらい、なかなかのカリキュラムに感心させられた。主人も一応は先に述べたようなことを言っていたが、目で見るまではやはり確信がなかったようだったが、係りの人にいろいろ説明してもらった後に、いい加減な学校でないことがわかり、安心して学べる環境であることが確認できたのでよかった。学校のカリキュラムが濃いので遊んでいる暇はないようである。学校は火曜日から土曜日までの8時半から5時半までで昼は45分休憩のみらしい。それも、仕事をしているときと同じような環境を学ぶために設定されてるようだ。

 手に職を付けるということは自分のためにもとてもいいことだ、ということをまた新たに思わされた。考えてみたら私には何もないな、とちょっとここで一生懸命学んでいる人たちがうらやましく思えた。たとえば、医者とか看護婦とか、美容師でも、人と接する仕事だからいつもコンフリクトはおきやすいだろうけど、感謝されることもたくさんあるだろうし、出会いもたくさんあるだろう。そんな中で、神様の話しを伝えられるチャンスもたくさんあるだろうということを思うと、オフィスワークの私にはあまりチャンスがないことが残念に思えてしまった。私は前から人と接することは好きだから、その時に何か役に立てるようなスキルを持っていればどんなにいいだろう、って前々から思っていたがその思いがまたよみがえってきた。この学校の生徒の年齢層は17歳から60歳まで広い年齢層の人たちが学んでいるらしい。私も今からでも遅くないぞ、という気にさせられた。多分美容師じゃないと思うけれど、なにか祈って私にふさわしいものを神様に与えていただこうと、そんな祈りの課題もわいてきた。
 
 どう転げても大学を出ていれば就職先は安泰だというステレオタイプの私の考えは見事にくつがえされてしまった。 でも、人間って見たりすることもせずに周りの意見に左右されて頭の中で決めてしまっていることが結構あるんだと、もう一度何かを決める前に自分の頭だけで決めてしまってないかを確認してみる必要があるな、と思わされた一日だった。人生これからの唯がしっかりと勉強し、技術を身に付けることが出来るように祈ってあげたい。それから、その後大学に行くもよし、美容師として働くもよし、彼女がしっかりと神様につながっていることが出来れば彼女の人生は大丈夫。さっき安泰って言ったけど、安泰というより神様から与えられた平安と喜びは大学へ行くから与えられるんじゃなくて、どんな人生を選んでも神様としっかりとつながって生きていくことから与えられるものだということをしっかりと覚えておきたいものだ。

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